2005年11月4日（金） <第1308号>

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「手紙を書こうよ」(第40回)

　　　　　　　　　　　　　 −　文書によるコミュニケーションは人格を高める　−


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-　【40】面接日程の変更を求める　-
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商談のチャンスを逃しません。

まずは訪問の知らせを受けたことを喜びの気持ちを込めて伝えます。

次に先方の希望日は都合が悪いことを伝え、それでも会いたいので、日程の変更を求めます。

最後に返事を求めます。

＜本文＞
5月17日から21日にかけて東京にいらっしゃるとうかがって喜んでおります。

あいにく、お申し越しの5月17日は大事な用件がございまして出かけております。翌日も同様の件で動きがとれない可能性が大きいのです。

しかし、今回のご滞在中にぜひともお会いしていくつかの重要な案件について話し合いたいと存じます。間近になって予定を変更するのが難しいことは承知の上ですが、19日から20日のいずれかの午後にお会いできるよう、何とか段取りをつけていただけないでしょうか。

ご返事をお待ちいたしております。

＜私見・所見＞
海外から訪問の知らせを受けたが、その日は都合が悪い。しかし、重要な案件があるのでこの機にあってぜひ会って話したい。これはそのような場合の、日程の変更を求める手紙。

どうしても外せない要件があることを納得してもらい、変更を申し訳なく思う気持ちを伝えています。


＜バックナンバー＞
【01】「出張先でお世話になったことに対する礼」
【02】「ビジネス提携に向けた最初の会議のあと、もう一押しする」
【03】「本社から代理店に専門家の派遣を伝える」
【04】「転任の挨拶」
【05】「友人を紹介する」
【06】「就職活動のための一般的な推薦状」
【07】「提案中の企画に関連のある新聞記事を送る」
【08】「乗り気なので話を進めたい」
【09】「製品について詳しい情報を求める」
【10】「見積り依頼に対し一部のみ見積ることを伝える」
【11】「期日を示して急ぎの注文をする」
【12】「代金先払いで注文を受ける」
【13】「値上げ要求を受け入れる」
【14】「契約条件の変更要求を相手方本社に念押しする」
【15】「支払い延期を願う」
【16】「支払いの督促(1)」
【17】「重複した督促に対し、支払い済みであることを伝える」
【18】「品物の不足を知らせる」
【19】「返品および代金払戻し要求を退ける」
【20】「未払いを詫び直ちに送金したことを伝える」
【21】「紹介者への報告　取引関係が不成立だったことを知らせる」
【22】「紹介者への中間報告(1)　被紹介者から連絡を受けて」
【23】「依頼に応えて資料を送る(1)　簡潔に」
【24】「不足料金の送金を知らせる　本の代金として」
【25】「論文応募要綱の送付を依頼する」
【26】「協力を断る　方針により」
【27】「新聞広告への応募者を断る」
【28】「会社合併の挨拶」
【29】「自宅のパーティーへの招待状」
【30】「会議の案内状(1)」
【31】「開所式に出席する」
【32】「開所式に欠席する」
【33】「昇進祝い(1)　取引先の社長就任を祝う」
【34】「第一線から退く人を励ます」
【35】「取引先役員の訃報に接して」
【36】「招待と贈り物に対する礼」
【37】「研究所見学に対する礼」
【38】「代理店の人を本社に招待する」
【39】「見学を受け入れる(その1)　簡潔に」

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