2005年10月4日（火） <第1277号>

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「手紙を書こうよ」(第27回)

　　　　　　　　　　　　　 −　文書によるコミュニケーションは人格を高める　−


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　-　【27】新聞広告への応募者を断る　-
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事務的にさらりと断ります。

まずは応募への礼を述べます。

次にすでに決定済みという断りを伝えます。

最後にあまり期待が持てない場合でも、今後の可能性に触れておきます。

＜本文＞
3月30日付埼玉タイムズに掲載の募集広告にご応募いただきありがとうございます。
残念ながら、募集のポジションはすでにふさがってしまいました。

貴殿の履歴書は、今後空席ができましたときのためにこちらで保管させていただき
たいと存じます。

＜私見・所見＞
新聞の募集広告への応募を断ります。関心のない相手に対する断り状は、personal
な感じを出さずに事務的に処理します。くどくど理由を説明したり詫びたりす必要は
ありません。

本人が気に入らないのではなくて、すでに決定済みという状況により断るという
作戦は、人を傷つけることがありません。


＜バックナンバー＞
【01】「出張先でお世話になったことに対する礼」
【02】「ビジネス提携に向けた最初の会議のあと、もう一押しする」
【03】「本社から代理店に専門家の派遣を伝える」
【04】「転任の挨拶」
【05】「友人を紹介する」
【06】「就職活動のための一般的な推薦状」
【07】「提案中の企画に関連のある新聞記事を送る」
【08】「乗り気なので話を進めたい」
【09】「製品について詳しい情報を求める」
【10】「見積り依頼に対し一部のみ見積ることを伝える」
【11】「期日を示して急ぎの注文をする」
【12】「代金先払いで注文を受ける」
【13】「値上げ要求を受け入れる」
【14】「契約条件の変更要求を相手方本社に念押しする」
【15】「支払い延期を願う」
【16】「支払いの督促(1)」
【17】「重複した督促に対し、支払い済みであることを伝える」
【18】「品物の不足を知らせる」
【19】「返品および代金払戻し要求を退ける」
【20】「未払いを詫び直ちに送金したことを伝える」
【21】「紹介者への報告　取引関係が不成立だったことを知らせる」
【22】「紹介者への中間報告(1)　被紹介者から連絡を受けて」
【23】「依頼に応えて資料を送る(1)　簡潔に」
【24】「不足料金の送金を知らせる　本の代金として」
【25】「論文応募要綱の送付を依頼する」
【26】「協力を断る　方針により」

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