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DRIVEN NEWS BACKNUMBER

2010年1月29日(金) <第2408号>

               − Aとのコミュニケーションをデザインする −   

美しい日本語は、あいさつ語が大部分である。あいさつ語とは、「声をかける」ことばである。
「ありがとう さよなら はい おはようございます わたくし さわやか あなた おやすみなさい 
すいません どうぞ いいえ いらっしゃいませ おかあさん ほのぼの ごめんなさい しぐれ
たそがれ はは いただきます いってらっしゃい うららか こんにちは ふるさと・・・・・・」。 
これによって、相手との距離がぐっと縮まる。この声の接触行動が自己表現の道を開く。

39.死んでいく鼬
真ん中に主訴(患者さんの悩み)がある。すべては主訴からはじまる。
「痛いよ」。「辛いです」。「さみしい」。そのまわりにもくもくと湧いてくるのがケアだ。
それを追いかけるように、キュア(治療)がかけてくる。病院なんてなかった大昔から、そうだった。
そして、ケアは宇宙につながっていた。

鼬が末期のようだ。

狸(が鼬に言った)
「どこまで続くと思うといきなり消えるもの、な−んだ」
鼬(は弱々しい声で)
<<いのち>>

「いいえ、鼬の足跡です」
(まわりの野兎、野鼠、鹿もみんながパチパチと手をたたいた)

鼬はとても具合が悪そうに見えた。

野鼠
「ぴかぴか光って美しいもの、なーんだ」

<<星>>
野鼠
「いいえ、鼬の目玉です」
(みんなが鼬のこと、思ってあげてるんですね)

鹿
「聞こえなくてもいつも聞こえてもの、なーんだ」
鼬(は目を閉じたままだった。耳がかすかに震えたようにも見えた)
<<・・・・・・>>
鹿
「鼬の声です」
(鼬の声は聞こえないのに、みんなは思い出として、鼬の声を聞けよ、ということでしょうか)

           − 明日(1/30)は『40.「じゃあ」する子ども』を掲載します −


<バックナンバー>
00.子どもの心をつかむ
01.事例
02.コンビニの店員の心をつかむ?
03.レストランで接客している女性
04.職場で具合の悪そうな部下を見つけた上司
05.「わかりません」と答える研修医A
06.不定愁訴(”愚痴外来”)
07.聴き遂げる
08.真摯に耳を傾ける
09.外科医と患者
10.年配の男性のお客
11.魚売り場の店員
12.不安はあるが暗くはない家族
13.ぐっと言葉を呑み込んだ上役
14.会議室から急ぎ退室する上司
15.感動した新人の頃
16.設計 Vs. 営業
17.やってられない、部下
18.気配りのよい人
19.”おとな”の夫
20.仕事で納得いかない後輩
21.話の流れを作る人
22.上司のよく使う表面的なコトバの裏のホンネ
23.大工の棟梁
24.女子社員用「社員用語集」
25.「報告」する警察官
26.普通の母親と良い母親
27.教師に対して、腹を立てている中学生
27.教師に対して、腹を立てている中学生(続き)
28.離婚した母と子
29.早口の女子大生
30.「働いてどうなるの?」と聞く若者
31.繁盛している食堂のおやじ
32.大阪の小学生
33.ふつうの患者とみごとな歯医者
34.禅師
35.『今自分が生かされている』お母さん
36.元気になれることを知ったAさん
37.子どもたちから教わる小児科医
38.自然にそんな気持ちにさせた精神科医

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