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2009年7月14日(火) <第2211号>

               − Aとのコミュニケーションをデザインする −
 
05.「わかりません」と答える研修医A
指導医K(1)
「A君、外科手術は万能だと思うかい?」
Aは指導医の言葉の真意を受け取りかね、首を傾ける。

指導医は続けて問いかける。
指導医K(2)
「聞き方を変えよう。手術が上手いなら、患者を助けられると思っているかい?」
研修医A(1)
「K先生が考えているみたいに、ですか?」
Aは反射的に問い返す。指導医はうなずく。

指導医K(3)
「そうだ」
Aは少し考えて、答える。
研修医A(2)
「わかりません」

KはAを見て、笑顔になる。
指導医K(4)
「良い答えだ。媚もせず、かといって卑屈でもない」
研修医A(3)
「・・・・・・」

指導医K(5)
「慌てて答えを出す必要はない。ゆっくり考えればいい。だがこれだけは言える。
手術手技が優れていても、それだけではダメだ。患者を治すのは医師の技術ではない。
患者自身が自分の身体を治していくんだ。医者はそのお手伝いをしているだけ。
そのことを決して忘れてはならない」

          − 明日(7/15)は『06.不定愁訴(”愚痴外来”) 』を掲載します −


<バックナンバー>
00.子どもの心をつかむ
01.事例
02.コンビニの店員の心をつかむ?
03.レストランで接客している女性
04.職場で具合の悪そうな部下を見つけた上司
05.「わかりません」と答える研修医

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