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 |   2005年1月22日(土) <第1022号>
 ■労働・経営■
 <バックナンバー>
 ○ 井上 充さん
 【61】タクシー運転手と請負
 【62】タクシー運転手という仕事
 【63】雇用情勢
 【64】高齢者雇用の取組み
 【65】NEET(ニート)
 【66】技能系社員登用制度
 【67】個人業務委託
 【68】労働形態の多様化
 【69】雇用対策の転換
 【70】採用の良否
 【71】派遣労働者の現状
 【72】新卒者内定状況
 【73】ICという働き方
 ※2005年1月24日(月)まで掲載を予定しています。
 
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 - 【74】某社人事担当者の悩み -
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 従業員1,300名で警備業を営む某社は、賞与と昇給時の査定資料とするために、人事考課を行っています。
 
 考課は、職能・資格要件基準に基づき、人事考課表の内容を十分検討したうえで評価することになっています。
 
 考課における留意点として、次の4点が強調されています。
 ○ 考課期間の厳守
 ○ 公私混同の排除
 ○ 事実に基づく評価
 ○ 上に甘く、下に辛くならないよう職位、資格の職務遂行能力基準に従い厳正な評価
 
 ところが、人事担当者には、以下に挙げる問題点がよく見られます。
 ○ 考課者訓練を行っていないので、人事考課の基本的理解のない考課者が多い
 ○ 考課を、自分の好き嫌い、または自分独自の価値観で行う考課者が多い
 ○ 考課者に部下育成の意識がない
 ○ 結果を部下にフィードバックしない考課者が多い
 ○ 会社を悪く言い、部下に良く思われたいという考課者が多い
 ○ マイナスの査定をつけられない考課者が多い
 
 こうした人事担当者による考課では、不満を持つサラリーマンが多いのも、当然かもしれません。
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