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2007年4月16日(月) <第1836号>

                    − さまざまな人たちとの対話 −

今月はコミュニケーションの約束事とコミュニケーションの現状を見ていきます。

対話の目的は、対話とコミュニケーションを理解し、その可能性を広げることにあります。

【17】部下を育成するときの対話集(その1)
T.自発性を引き出す

1.目標
改善意識を持たせ自発性を引き出す

2.コミュニケーションの仕方
・現状を確認する--->>>開かれた質問をする--->>>リクエストをする
・物流部門の現状を理解してもらう
・現在の仕事の状況を確認する
・改善の必要性を一緒に探る

3.事例
Aさんは入社4年目です。物流部で製品の仕分けと発送を担当しています。最近の物流は、マーケットの急激な変化やお客様の多様な要望に迅速に応えるために、連続的な改善が要求されています。

しかしながら、Aさんはマニュアルに従ってきちんと仕事はするが、改善していくという意識はあまり感じられません。そろそろ自発的に改善を考えてくると大いに戦力になると上司は期待しています。

課 長:仕事は以前と比べてどう?何か変わってきたことはあるかい?
Aさん:そうですね。製品の種類がこの2年ぐらいの間にすごく増えました。

課 長:製品は本当に増えたよね。発送指示書も増えたし、よく頑張っていると思うよ。
Aさん:確かに忙しくなりました。

課 長:営業からも物流がしっかりしているので助かる、と言われているよ。今のように生産も営業も忙しい時は、うちの部門が果たす役割は大きいからね。
Aさん:そうですか。

課 長:ところで、Aさんからみてこうしたらもっと良くなる、と感じていることは何かない?指示書の出てくるタイミングとか、指示書の書き方とか、どんな小さなことでもいいよ。
Aさん:あまりないですが、指示書がもう少し早く来ると、もっと楽だなという気はします。

課 長:どこを直せばいいのかな。
Aさん:指示書の締め切りを今より30分早くすると随分楽になります。

課 長:なるほど、ということはウチの部門だけではなく他の部門とも調整が必要ということになるな。どの部門が関連しているのかなあ。
Aさん:そうですね、生産、検査。品質などでしょうか。

課 長:よし、次の生産会議で提案しよう。改善のメリットをウチなりにまとめておく必要があるから、明日一緒に考えようよ。君の考えを頭の中でだけでもいいからまとめておいてくれないか。
Aさん:はい、分かりました。

○対話の要点
まずは他部門の声を紹介して自部門が果たしている役割を説明します。次に本人が感じている改善点を答えやすいように、考えるヒントをこちらから投げかけます。そして改善案を気楽に考えさせるような言い方をします。

<バックナンバー>
【01】コミュニケーションを広げる
【02】コミュニケーションの約束事
【03】コミュニケーションにおける距離感
【04】コミュニケーションの事例(その1)
【05】コミュニケーションの未完了をもたらすもの(その1)
【06】コミュニケーションの未完了をもたらすもの(その2)
【07】コミュニケーションの事例(その2)
【08】コミュニケーション環境の整備
【09】コミュニケーションの未完了を完了させる
【10】コミュニケーションにおける人間関係を築く
【11】コミュニケーションのイメージをつくる(その1)
【12】コミュニケーションのイメージをつくる(その2)
【13】行動を起こす対話
【14】大切なことを聴き取る
【15】チャンク(chunk かたまり)する
【16】ものは言いようなのである


                                                 (コーチ 小江戸)

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