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2006年10月6日(金) <第1644号>

                         ■労働・経営■

     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                 - 【273】コーポレートガバナンスを学ぶ -
     ………………………………………………………………………………………
○「コーポレートガバナンス」とは
最近よく、「コーポレートガバナンス」や「企業統治」といった言葉を耳にします。企業経営に関する言葉ですが、具体的にはどういうことを指す言葉なのでしょうか。

○今なぜコーポレートガバナンスが注目されるのか
コーポレートガバナンスは、いわゆる大企業の経営の仕組みのことで、企業が反社会的な行為をしないようなチェック体制と、より効率的な経営をするための仕組みという2つの面があります。

コーポレートガバナンスが注目される理由は、内外の大企業で不祥事が尽きないことが背景にあるようです。

カネボウやライブドアの粉飾決算や橋梁の談合事件など、企業の反社会的行為というマイナス要素を取り除く仕組みを充実させることが一層必要になったためといえるでしょう。

○反社会的な行為をしないようなチェック体制
経営者が下す判断が常に正しいものであれば問題はないのですが、必ずしもそうとは言い切れません。談合を放置したり、粉飾決算などの犯罪に手を染めたりすることだってあり得るのです。

そこで、企業の暴走に歯止めをかけるシステムが必要になります。具体的には、内部告発のホットラインを設けることもその1つといえるでしょう。社内で起きる反社会的な行為を、現場から情報を出しやすくすることにより最小限にとどめるのが狙いです。

○効率的な経営のための仕組み
前述のように、コーポレートガバナンスには、「より効率的な経営をするための仕組み」という意味もあります。この点で最近話題になっているのが「社外取締役」です。

経営トップががむしゃらな経営判断をしたときにしがらみの少ない外部の目から企業をみて、場合によっては社長を更迭しようというのが、社外取締役の考え方です。

これまで、大企業の取締役というと長年その会社で勤め上げた生え抜き社員が多かったわけですが、会社のことをよく知っていて気心が知れているというメリットがある一方で、社長の判断に対して「ノー」と言いにくい状況もあったようです。

そのほかにも、財務内容を始めとした企業の様々な情報を公開することも、効率的な経営のための仕組みの1つといえます。情報を公開することにより、株式市場を通じて経営に緊張感を与えるのが狙いです。

以上から、コーポレートガバナンスとは、「企業が社会に対して良い存在であるための仕組み」と言えるのではないでしょうか。

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