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2006年5月27日(土) <第1512号>

                      「あっ、そうか!」(第52回)

┏━━━━━━━━━━━┓
■ 【52】うまく使いわける  ■
┗━━━━━━━━━━━┛

− 部下に切符の手配を頼んでいる上司 −

「明日の8時の東京行きのJALの切符を買ってきてくれ」と営業所長が新入の女子社員に頼みました。これは【任務】だけを示しているのですから【号令】です。手ぶらで帰ってきて、「売り切れていました」と報告されても文句はいえません。

部下に腹を立てるぐらいなら「明日、10時からの会議にでたい。8時のJALの切符を買ってきてくれ」と言えばよかったのです。これは自分の意図と部下の任務をきちんと伝えているのですから【命令】です。こう命令しておけば、売り切れと分ったらもう少し早い飛行機をANAかJASにきりかえても、買ってきてくれます。

上司のスケジュールをよく知っている有能な女子社員には「明日、10時の東京の会議にでたい。よろしく頼む」と言います。これは自分の意図だけを示しているのですから【訓令】です。彼女は上司の疲労度と好みを考えて、今夜のJALと東京のホテルを手配してくれます。

同じように、出張のための切符を手配させても、部下の力によりいろいろな結果がでてしまうのです。自分の期待する結果を実現させるためには、部下の能力や経験を考えて、【号令】・【命令】・【訓令】をうまく使いわける必要があります。

あっ、そうか、
部下が思うように動かなくて腹が立つのは、自分が【号令】で部下を使っているんだ!


                                           (エッセイスト 大前乃英雄)

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