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DRIVEN NEWS BACKNUMBER

2005年11月26日(土) <第1330号>

                      「あっ、そうか!」(第46回)

       − 人生は失敗の連続だが、そこから学ぶことで前向きな生き方ができる −

あなたも「あっ」(失敗した)と感じたら、すぐに"ホウレンソウ"を実践しましょう。

┏━━━━━━━┓
┃【46】心がけた■■■■■■■■■■
┗━━━━━━━┛

労働災害の専門家が言うには、企業のトップが安全管理に意識して取り組んでいるか否かで、罹災率は3倍違ったそうです。

リーダーの心がけひとつで失敗(リスク)の発生率を3分の1に抑えることができたのは、これを真正面から見据えて、失敗と上手につき合っていく姿勢がリーダーにあったからでした。

あっ、そうか、失敗を成功にかえるのは人心がけしだいなんだ!

<格言・名言>
「兵は優秀だが、指揮官は無能」(苦言)

悲惨な敗戦の「教訓」

ノモンハン事件(1939年)でソ連軍を率いたジューコフ中将はスターリンに日本軍の評価を尋ねられ「兵は勇敢かつ優秀だが、指揮官は無能」と答えている。

ノモンハン事件から6年後、ベルリンに攻め込みナチス・ドイツを壊滅させたジューコフ元帥は西側記者団にドイツ軍と日本軍の比較を聞かれ、こう答えている。「ドイツ軍は指揮官も兵も優秀である。日本軍は兵は優秀だが、指揮官は無能である」。

「兵は優秀、指揮官は無能」というのは日本軍に限らず官僚機構などの日本型組織の最大の特徴だろう。こういう組織は失敗した場合、誰も責任を取らない無責任組織である。組織を守るために失敗の事実さえ隠そうとする。軍部はノモンハン事件の大敗を国民に公表しなかった。

官僚機構などの日本組織は戦後もしぶとく生き残り、戦後の復興や高度成長には大きな役割を果たした。しかし、東西冷戦が終結し、変化の激しい世界的規模の大競争時代になるとたちまち機能不全に陥った。その結果が「第2の敗戦」であり、巨額の財政赤字と不良債権の山である。

激しい変化と競争を生き抜くにはリーダー、指揮官が明確な方向を示し、果断に決断し、失敗したら責任をとることが不可欠である。優れたリーダーはエリート信仰、学歴信仰、派閥信仰からは生まれないことも2度の敗戦の貴重な教訓である。

(58年目の終戦記念日の新聞社説から抜粋)

                                          (エッセイスト 大前乃英雄)

<バックナンバー>("目からウロコ"編)
【38】痛い目にあった
【39】挫折をした
【40】失敗を恐れた
【41】悔しかった
【42】把握できなかった
【43】捨てられなかった
【44】嘘だった
【45】見極めた

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