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2009年4月6日(月) <第2112号>

                      リーダー 3/8の条件

       − 8分の3の『強み』がなければ、魅力を感じさせるリーダーになれない −

X.「ストレス・マネジメント」

ストレスはよいものでも悪いものでもありません。

06.ストレス反応の生理学的メカニズム
主に3つのシステムを使い、そのストレッサーに対応しようとします。
@自律神経系
A内分泌系
B免疫系

1.自律神経系
自律神経系は、交感神経という活動型神経と、副交感神経という休息型の神経のバランスで内臓の働きを調整しています。

ストレスを感じる状況では、交感神経がまず興奮し、アドレナリン(怒りのホルモン)やノルアドレナリン(不安・緊張のホルモン)が大量に分泌されます。その影響で、目の瞳孔は開き、心拍数、呼吸数、血流量も増大します。血圧も上がります。酸素を含んだ血液は危機に立ち向かうために重要な働きをする脳や心臓、大きな筋肉に、優先的に送られます。いわゆる臨戦態勢に入ったわけです。

「頭に血が上った」状態になることもあります。抹消の血管は収縮するので、青白くなる人もいます。さらに、全身の筋肉も緊張し、首や肩がこるのはもちろん、声帯の筋肉も緊張するので、声が震えてくることがあります。

一方、主に副交感神経の支配を受ける消化器系の働きは低下します。胃腸のぜん動運動や胃液の分泌が低下します。その結果、胃のもたれや口の渇きが起こります。さらにストレスが続くと、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、下痢や消化器の出血を導くことがあります。

2.内分泌系
内分泌系ではグルココルチコイド(副腎皮質ホルモン)や性ホルモンが放出されます。これらのホルモンは強力な抗炎症、抗ショック作用を持っています。

また、体のエネルギーになるブドウ糖などの燃料を血液中に送り出します。その結果、攻撃性や活動性を増大させます。

3.免疫系
免疫系はアドレナリンの分泌を受け、免疫機能を増大させます。

”低すぎるストレスレベルにも問題がある”
ストレスにはレベルがあります。そのストレスのレベルと人間の生産性には関係があります。ストレスレベルが低い状態では、エネルギーレベルも低く生産性も低いものとなります。たとえば、のんびりお風呂に入っているときとか朝起きたばかりの状態では、重要なプレゼンテーションや商談は難しいでしょう。

一方、ストレスレベルが高い状態では、イライラ、不安、混乱、頭痛、抑うつ感などの症状が現れます。行動面でのミスも多くなり、落ち着きがなくなり、仕事の遂行能力も低下します。さらに、この状態が長引くと胃・十二指腸潰瘍、高血圧、糖尿病、心筋梗塞、神経症などの病気の状態にいたってしまうわけです。

  − 明日(4/7)は『07.適度なストレスレベルが最大のパフォーマンスを生む』を掲載します −


<バックナンバー>
X.「ストレス・マネジメント」
00.はじめに
01.ストレスに対する理解を深める
02.自分のストレスレベルを知る
03.ストレスを理解する必要のある理由
04.ストレス・コントロールの基本                 
05.ストレスの反応を実感する
06.ストレス反応の生理学的メカニズム

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