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DRIVEN NEWS BACKNUMBER

2005年2月9日(水) <第1040号>

<バックナンバー>
○ 目からウロコ
【01】"どうしようもないお役人"
【02】"顔に不自由している人"
【03】"相手の立場から物事が見える人"

                       「あっ、そうか!」(第4回)

       − 目からウロコが落ちる、人間模様(人のタイプや人間の関係)を知る −

あなたの身の回りにこんな人はいませんか。

┏━━━━━━━━━━━┓
┃【04】私心が無い人    ■■■■■■■■■■
┗━━━━━━━━━━━┛
昨年からブランド企業が不祥事を起こしています。

IT(情報技術)の急激な進歩などで経営者の仕事が多岐にわたっています。今年も厳しく経営の舵取りが難しい1年になりそうです。

そこで今経営者に求められる条件はどんなことでしょうか。最も重要なのは自らを厳しく律する倫理観だという経営者は多いです。

会社規模の大小を問わず、企業行動は経営者の考え方に大きく左右されます。公正な企業行動は経営者自身の倫理観の高さ、深さに根ざすといえます。企業行動の実践は経営者の率先垂範なくしてはあり得ません。

欧米投資家は、企業統治のあり方と法令順守の姿勢を重視しているようです。また、優良企業の不祥事と情報開示の不手際による急激かつ深刻な企業ダメージに対し「不祥事による企業価値の喪失は計り知れない。コンプライアンス軽視の姿勢は経営そのもの、ひいては企業破壊に直結する時代」と警告しています。

社長は謝罪担当。いざという時にはクビを差し出す役割を担っています。経営者が倫理を語り、社是、社訓、ビジョン、行動指針などを定めても、従業員はそれが本音か建前なのかを見極めようとしています。
  
三菱自動車に始まった、昨年の品質問題。この問題に関しては、経営者は信用を失い、不正を働くと、企業の存続が危ない、という自社のリスクに対しては鈍感でした。企業の社会的責任(CSR)に優れた企業は、不祥事リスクが少なく、ブランドイメージも高まって、結果的に企業収益や株価の上昇が期待できるとする考えがあります。

コンプライアンスに真剣に取り組んでいるかどうかで、企業が市場に選別される時代になっています。大手、特にブランド企業では経営トップがいい加減だと社員も染まって、それが企業風土になってしまう体質が残っています。

「こんなに会社に貢献している。少しぐらい羽目を外しても許される。」
経営者が「少しぐらい・・・」と言い始めたら、その会社はおシャカになります。

あっ、そうか、経営者には私心が無いことと高い志(無私)が必要なんだ!

市場でマーケットシェアが1番と2番の企業しか生き残れない競争の世界では、企業の最大の武器は消費者からの『信用』と社内で育成した『人材』なのです。

(エッセイスト 大前乃英雄)

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