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DRIVEN NEWS BACKNUMBER

2004年8月20日(金) <第989号>

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                      人は動かされる5つの原則
      ………………………………………………………………………………………

【01】すべてを知り、すべてを許す(原則1)
批判も非難もしない。苦情もいわない。

○ まずは自分の欠点を改めましょう。
人はたとえ自分がどんなに間違っていても決して自分が悪いとは思いたがらないものです。

他人のあら探しは、何の役にも立ちません。相手は、すぐさま防衛体制をしいて、
なんとか自分を正当化しようとするでしょう。

それに、自尊心を傷つけられた相手は、結局、反抗心をおこすことになり、危険です。
判するだけでは永続的な効果は期待できず、むしろ相手の怒りを買うのがおちです。
 
批判が呼び起こす怒りは、従業員や家族・友人の意欲を削ぐだけで、批判の対象とした状態は
少しも改善されません。悪い人ほど自分のことは棚にあげて、人のことをいいたがります。

もし、他人を非難したくなったら、思い出してほしいのです。

人を非難するのは、ちょうど天に向かってつばをするようなものです。
必ず我が身にかえってきます。
人の過ちをただしたり、人をやっつけたりすると、結局、相手は逆にこちらを恨みます。


手厳しい非難や詰問は、大抵の場合、何の役にも立たないのです。
他人の欠点を直してやろうという気持ちは、たしかに立派ですが、
まずは自分の欠点を改めましょう。

なまじっか他人を矯正するよりも、自分を直すほうがよほど得であり、危険も少ないのです。

○ 人の悪口は決していわず、長所をほめます。
理解と寛容は、優れた品性と克己心をそなえた人しか持ち得えません。

人を非難するかわりに、相手を理解するように努めます。

どういうわけで、相手がそんなことをしでかすに至ったか、よく考えて見ませんか。
そのほうが得策であり、また、面白くもあります。

そうすれば、同情、寛容、好意も自ずと生まれ出てきます。

すべてを知れば、すべてを許すことになります。

【02】他人の長所を伸ばすには、ほめる、励ます(原則2)
率直で誠実な評価を与える。

「わたしには、人の熱意を呼び起こす能力がある。
これが、わたしにとっては何物にも代え難い宝だと思う。
他人の長所を伸ばすには、ほめること、励ますことが何よりの方法だ。

わたしは決して人を非難しない。人を働かせるには奨励が必要だと信じている。
だから、人をほめることは大好きだが、けなすことは大嫌いだ。
気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える。」

人を動かす秘訣は、自ら動きたくなる気持を起こさせることです。
そして、人を動かすには、相手の欲しているものを与えるのが唯一の方法です。

自己の重要性に対する欲求は、人を動物から区別している主たる人の特性です。
自己の重要感を満足させる方法は、人それぞれに違っており、その方法を聞けば、
その人物がどういう人間であるかがわかります。

自己の重要性を満足させる方法によって、その人の性格が決まります。

どんなに地位の高い人でも、小言をいわれて働くときよりも、ほめられて働くときのほうが、
仕事に熱がこもり、出来具合もよくなります。

われわれは、優しいほめことばを与えることを忘れています。
優しいほめことばは、いつまでも記憶に残り、心の糧になります。

心からの賞賛で一人の人の人生が変わります。

心から賛成し、惜しみない賛辞を与えます。

【03】自分のことを考えるのをやめ、他人の長所を考えてみる(原則3)
自分の長所、欲求を忘れて、他人の長所を考えよう。

そうすれば、お世辞などは全く無用になります。

相手はそれを心の奥深くしまいこんで、終生忘れないでしょう。
もし、与えた本人が忘れても、受けた相手はいつまでも忘れないで慈しむのです。

お世辞とは「相手の自己評価にぴったり合うことをいってやること」です。
お世辞は分別のある人には、先ずは通用しません。

結局のところ、お世辞というものは、利益よりはむしろ害をもたらすものです。

お世辞は偽物です。それはお世辞は口から出ますが、感嘆のことばは心からでるものです。

人は何か問題があってそれに心を奪われているとき以外は、
大抵、自分のことばかり考えています。

そこで、しばらく自分のことを考えるのをやめ、他人の長所を考えてみることにします。

他人の長所がわかれば、見え透いた安っぽいお世辞などは使わなくてもすむようになります。

深い思いやりから出る感謝のことば(『ありがとう』)を振りまきながら日々を過ごすことが、
友を作り、人を動かす妙諦です。

どんな人でも、何かの点で、自分よりも優れている、学ぶべきものを持っています。
我以外皆我師

【04】人の立場に身を置くことで相手に強い欲求を起こさせる(原則4)
○ 人が好むものを手に入れる方法を教える
人を動かす唯一の方法は、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教える
ことです。

たとえば、自分の息子にたばこを吸わせたくないと思えば、説教はいけません。
自分の希望を述べることもいけません。

たばこを吸う人は野球の選手になりたくてもなれず、100m競争に勝ちたくても勝てないと
いうことを説明します。

人の行為は、何かを欲することから生まれます。
人を動かすには、相手の望むことがらを考えて話すよりほかに方法はないのです。 

人の行動は、心のなかの欲求から生まれます。
だから、人を動かす最善の方法は、まず、相手の心のなかに強い欲求を起こさせることです。

商売においても、家庭、学校においても、あるいは政治においても、人を動かそうとする人は、
このことをよく覚えておく必要があります。

これをやれる人は、万人の支持を得ることに成功し、
やれない人は、一人の支持者を得ることにも失敗します。

○ 自分の要求を一言も口にしない
「どうすれば、そうしたくなる気持ちに相手に起こさせるができますか」

人を説得して何かやらせようと思えば、口をひらく前に、まず自分にこうたずねてみます。

「自分の要求を一言も口にしないこと!」

○ 他人の立場からも物事を見る
成功に秘訣というものがあるとすれば、それは他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、
他人の立場からも物事を見ることのできる能力です。

他人の立場に身を置き、その心の中に欲求を起こさせるということは、当事者双方が利益を
得なければ嘘事になります。

【05】信頼のことばを繰り返す(原則5)
○ 賞賛をする
幹部従業員のRさんの辞職を思いとどませました。

Rさん、
「あなたの辞表は受け取れません。わかってください。
あなたは私にとっても、会社にとっても、掛け替えのない人です。
この××会社をうまくやって行くには、私の努力は別として、
あなたの協力がぜひとも必要なのです。」

さらに私は、全従業員の前で同じことばを繰り返しました。

次にRさんを自宅に招いて、家族の前でも、Rさんに対する信頼のことばを繰り返しました。

翌朝、Rさんは辞表を取り下げました。

私は以前にも増してRさんを信頼し、Rさんもよく働いてくれています。

今でも私は機会あるごとにRさんの働きぶりに謝意を表し、
Rさんが私と××会社にとってどれほど重要な存在かRさん自身、悟ってくれるように
仕向けています。

人と話をする時は、その人自身のことを話題にします。
そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれます。
 

「問い合せをする・質問がある」方はこちらから● 

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