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2004年8月8日(日) <第977号>

               人間関係をうまく維持するための9つの原則
    ………………………………………………………………………………………

○ 相手の強みを絶えず念頭におく(原則1)
 
相手に対する最初の質問です。
「あなたに備わっている強みのなかで、私と関係のありそうなものはどんな強みですか」

相手の強みを絶えず念頭におくことによって、その人を力づけ、そして自分との人間関係も大いに強化されます。

たとえば、こんなとき、あなたならどう表現しますか。
ある人のスピーチを聞いていて、スピーチをするときの間違いが5つあることに気づきました。
「その間違いについて話したいのですが、ご都合のよいときはいつでしょうか」

相手はあなたと話をする気になるでしょうか。
「昨夜あなたのスピーチの仕方に感心していたんですよ。スピーチに関してあなたには4つの強みがありました。それを聞いていただきたいのですが」

人が持っている強みにばかりこだわると、その強みの持ち主はこだわってくれている人と話し
合ってその人のことを理解し、おそらくその強みを見つけ出そうとします。

また、人は友人がその強みに誇りを持てるように力を貸します。

こうした姿勢は人間関係を前向きなものにし、組織内部には成功する雰囲気を作り出します。

○ 質の高い人間関係は一つひとつの積み重ねから(原則2)

人間関係は、基本的に集団、そして個人という二つの道筋で成長します。集団では帰属意識が
生まれます。個人対個人の関係では親近感と信頼感が膨らみます。

最高の人間関係は、個人対個人の基盤をよりどころとしてのみ成長します。

たとえば、セールスマネジャーとセールス担当者の場合です。マネジャーはトップの成績を上げた人と個別に接し、その人が仕事に対してどのように考え、どのように感じているかを探ります。

そこでセールス担当者と毎週1時間過ごすことが強固な人間関係を築きます。

相手に対して、「その人自身の」時間を提供することが重要なのです。

○ 「相手のために」という姿勢では「協力」にまで発展しない(原則3)

私たちは、相手に直接会って話をするといった大切な時間を反対に節約するために、頻繁に贈り物をしています。

たとえば、(子を持つ)仕事をしているあなたは、出張から家に帰ってくるとき、家族におみやげを
買ってきて罪滅ぼしをしていませんか。

あなたは気になる友人に、直接会って話をすればいいのに、「贈り物」を届けていませんか。

CEOであるあなたは、仕事仲間に実力以上の報酬を与えることで、実力を一層向上させるよりも、転職を防いで引き留めていませんか。

「相手と協力する」という意味は、相手の感情の状態がどうであろうとそのままを受け入れ、絶えず相手の強みを理解し、相手にはその解決策と同時に相手自身の成長についての責任があるということに敬意を払う、ということです。

「人を励まし成長させるための行為」とは、その人が悲しんだり困ったりしているときにはその心の痛みを共に感じ、または成功したときには一緒に喜びを分かち合うことです。相手の感情を共有することによって、その人たちとの絆が生まれ、心の温もりや安らぎを感じることができるのです。

○ 互いの理解が深まれば深まるほど、互いが気に入るようになる(原則4)
 
他の人のことを理解すればするほど、お互いにとって共通の土台を見つけられる可能性が高く
なります。

他の人のことをよく理解するための提案
● その人の名前、特にその本人が呼んでほしい名前を覚えます。
● 何をして収入を得ているのかを調べます。
● その人がどんなことに熱くなるのか理解します(家族、ペット、政治、ゴルフなど)。
● その人が持っている「強み」を1つでもよいから発見します。
● その人が何をしたいのかを見極めます(目標は何か、将来をどう見通しているのかなど)

○ リスクのないところに信頼はない(原則5)
 
● 「状況のリスク」
例えば、戦争の場合

災害や非常事態が襲ってくるときに発生します。そのとき人は一致団結して協力しあい、そこで
一生涯続く友情を育まれます。

● 「共有のリスク」
例えば、結婚生活の場合

関わっている人たちの誠実さにすべてがかかっています。信頼を共有することによって期待も
生まれてきます。

リスクの共有には、パートナーと一緒に家を買う、協力して会社を立ち上げる、或いは他の相手と契約を結ぶといった行動が挙げられます。

そう、リスクの共有は人間関係を一層強固にします。そして、リスクのないところには決して信頼は生まれません。

○ 人間関係は約束を一つずつきちんと守ることによって築かれる(原則6)
 
成熟した人間関係とは、仲間同士がお互いに『すると言ったことはする』という関係です。

友だちや仕事仲間にとって耐えられないのは、つじつまの合わない行動守れない約束です。

● あなたは相手がくれる約束した電話を結局はすっぽかされたという経験が何度ありますか。
自分が約束をきちんと守れば、相手の時間や気持ちに対して敬意を払っていることを相手は気づいてくれます。

● あなたは木曜日の6時半に夕食をする約束を破った(守れなかった)ことがありますか。
ささいな約束を破ったら、それがその人間関係に対する背信行為と見られます。

こんなことが日常的に起こったら、最後には、ほぼ間違いなく人間関係が壊れてしまいます。

○ 人に好かれることが重要(原則7)
 
尊敬とは自分自身に向けられるものです。好意とは自分の相手に向けられるものです。相手が
自分のことを気に入ってくれている場合には、仕事をするときの協力が一層楽に得られ、生産性も向上します。

「子どもは嫌いな人間から学習しない」
教師が生徒を気に入らないと、生徒はその教師から学ぶことに抵抗感を感じるようになります。
最高の教師は生徒から好かれています。

マネジャーやリーダーが好かれている場合、部下や従業員、仕事仲間のやる気定着率、そしてサービスのクオリティ、さらに生産性の面で良好な結果がでています。

<人に好かれるための4つのステップ>
● 自分を理解してもらうように努める
自分自身の生活についていろいろな話、それもよい話と言いにくい話の両方を話します。
目標は、率直な姿勢を見せて、周りの人間が自分のことを理解し、同時に関心を持ってくれる
ようにすることです。

● 他人の成功を認める
セールスの成果やプロジェクトの完成、あるいはうまくいった仕事は、手紙を送ったり、肩をたたいたり、あるいはささやかな表彰式を用意したりしてその業績を称えます。

絶妙なタイミングで行われた祝福はいつまでも記憶から消え去りません。

● 他人に対して自分が好きだということを伝える
仕事仲間、学生、あるいは患者に対して「あなたが好きだ」と言ったマネジャーや教師、あるいは医師や看護婦は、何も言わなかった人たちと比べてよい結果に恵まれています。

● よい聞き手になる
相手の気持ちが収まるまで話を耳に傾けます。きちんと聞く姿勢をとることで、相手の話に集中
することができます。うなづいたり、ときおり「ふむふむ・・・」と相づちをうったり、的確な質問をする
ことによって、相手は自分のことを理解していると思ってくれます。

○ 人間関係の活性剤になる(原則8)
 
人間関係を構築するという行為は、積極的な行動力が要求されます。自分が活性剤になるということは、自ら人の先頭に立って行動するということです (周りの人や出来事が自分に関わってくるのを待っているような姿勢ではありません)。

自らするとは、親しみを表すときには、気軽にあいさつの言葉をかけたり、一諸に集まる時間の
都合をつけたり、「楽しい話」をしたり、お祝いのメモを入れたり、あるいは仕事とは関係のない
電話をかけたりすることです。

○ 人間関係の強みを利用し、自分の弱点に対処する(原則9)
 
人間関係の強みは、人それぞれに独自に備わったものです。

人間関係の強みを利用し、自分の弱点に対処する人たちとは、人を育てる強みを発揮している人たちです。

成長の一歩一歩を「見る」ができ、さらに心からの祝福の気持ちを表すことが、その従業員の成長を後押しています。
● マネジャーや教師は、従業員や生徒の成長を見て満足感を味わいます。
● 経営者は、従業員が売り上げを上げる、仲間が新しい技能を身につける、
  昇進する、また新しい家を買う、子どもが生まれるといったことに、
  大いに喜びを感じます。
 
「人混みの中を巡る」、この強みのおかげで、どんな状況におかれても相手の人とすぐに良好な関係を築くことができます。
● セールスをしている人は、人から人へと動き回って挨拶を交わし、名刺を交換します。

「努力家」は、仲間が自分に対してどれだけよい感情を持ってくれているかを考え、それを基準にして自分自身を評価します。そして、「努力家」は、仕事仲間を一人ひとり理解して、良好な関係を育てています。

また、「努力家」とは、現実のビジネスの世界やセールスの現場で、顧客を獲得する場面になったとき、頼りにできる最も貴重な人たちです。
● 「努力家」のマネジャーは、絶えず相手に自分を認めさせようと努力します。

相手の話により耳を傾け、その相手の感情に対する理解を示すと、お互いの良好な関係が
強化されます。感情移入は急速に信頼感を築きあげます。

● 患者が痛みを感じないように注射を打つことができる看護婦は、感情移入ができる人
  つまり、相手の感情をくみ取る能力の持ち主です。

注射をするとき、看護婦は患者に与える痛みを一緒に感じることによって、その痛みを和らげたり感じないようにしています。

さまざまな接し方で、マネジャーは従業員に自分自身とその仕事に対する自信を感じさせます。 

● 人を励ます力を持っているマネジャーは、うまくいった仕事を評価する、わくわくするような、
  ユーモアのある話をする、 ミーティングで会社のミッションについて語ります。

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