2002年4月24日（水）<第164号>

■eエンジニアリングニュース
○三協精機製作所は、ユニット式で自在に生産ラインを構築できる超小型の工作機械「デスクトップ・ファクトリー」（ＤＴＦ）を開発しました。
　精密加工を施すクリーンブースは一辺30センチメートル程度の大きさで、部屋全体を清浄に保つクリーンルームに比べて空調費が格段に安くなります。電子・精密機械業界だけでなく、食品や医薬品など量産過程で無菌状態を必要とする業界に向けても採用を働きかけます。尚、三協精機製作所では平成12年10月1日付で次世代生産システムであるＤＴＦ開発推進の統括を行うことを狙いに生産技術本部にＤＴＦプロジェクトを新設していました。
※アバウト (株)三協精機製作所< http://www.sankyoseiki.co.jp/ >
○ソニーは、「バイオノート505」の新製品「PCG-R505」で放熱対策を強化しました。
< http://www.vaio.sony.co.jp/Enjoy/Inside/R505/r01.html >
　バイオノートは新モデルが登場するたびにスペックアップが繰り返され、そのため"放熱対策"は見逃せない問題となっていました。マグネシウム合金ボディでも、集中的に熱くなる箇所が発生してしまため、CPUの熱をヒートパイプを引いて、液晶側に逃がすなどの手法が使われていました。
　1999年4月に登場した「バイオノート505」のハイスペックモデルであるZ505シリーズでは、本体裏面にも放熱用ダクトが採用され、新「バイオノート505」は薄さと流線型の美しいフォルムを実現しながら、独自の放熱機構であるサーモダイナミクスエアダクトを採用し、優れた放熱性能を実現しました。
※アバウト 「ENJOY VAIO」< http://www.vaio.sony.co.jp/Enjoy/ >

■乱視点
○東京・大田区
▽北島絞製作所
スペースシャトルの外枠を百分の３ミリの精度で絞る
▽谷啓製作所
指の切れないプルトップ缶
▽ケー・エス・エス
小径精密ボールねじ
▽フジコン
端子盤
▽南武
金型用中子抜きシリンダー・ロータリーシリンダー
▽三津海製作所
無給油ロータリー真空ポンプ
　組み立て産業の集積地は全国10地域(東京・大田、茨城・日立、諏訪、浜松、豊田、東大阪、門真、広島、北九州、山形県)にあり、そこでは中堅・中小企業が図太く生き残っています。(オ)
※各県の産業について、特色を紹介しています。
< http://www.zenkyo.or.jp/kentoku/index.htm >

□今月の推薦人□
日本ベンチャー企業支援協会< http://www.jesa.gr.jp/ >
会長(公認会計士)　荻野　博司様<E-mail:mail@jesa.gr.jp>
「今、日本の製造業ではエンジニアが果敢に"限界設計"といわれる『最適設計』に挑戦しています。オプティワークスは、日本で初めて日本の製造業に携わるエンジニアを対象としたエンジニアのための『最適設計』に関する情報ポータルサイトを"エンドユーザの目線"でオープンしています。私はオプティワークスがいつも"エンジニア・エージェント"でありたいと思う企業マインドや事業内容を応援します。」

★ご意見・ご感想をお寄せ下さい。
info@optworks.co.jp

■ピックアップリンク
○パソコン冷却シミュレーション(熱流体解析)の事例紹介です。
< http://www.optworks.co.jp/market/cae/case/cae_jirei_03.html >
○家電機器における熱流体解析の活用が紹介されています。
< http://www.toshiba.co.jp/tech/review/1998/07/f04/index_j.htm >
○マイクロヒートパイプで、熱性能（熱輸送量）を従来比で60%以上向上?
< http://www.furukawa.co.jp/ELC/mhp010410.htm >

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