2002年2月22日（金）<第121号>

＜技術開発事例紹介＞
アルミ電解コンデンサー
○日本ケミコン株式会社< http://www.chemi-con.co.jp/Welcome.html >
「長円形ネジ端子アルミ電解コンデンサ」

　日本ケミコンは実装時の基板上での占有体積をこれまでの6割弱にしたアルミ電解コンデンサーを開発しました。従来のコンデンサーは断面が円形で並べると無駄なスペースが生じるが、長円形の断面にして、コンデンサーと周辺部の空間を削減、高密度実装を実現しました。
　断面の形状を直線部分が多い長円形にすることで、並列して設置した場合のスペースを73％減らし、基板上でのコンデンサーの占有体積を従来の56％まで小さくできます。
　アルミ電解コンデンサーは、極薄の紙とアルミ箔を、何重にも巻いた構造の内部素子を電解液に浸して電気を蓄えます。中心部で熱が発生するが円筒形のコンデンサーは、長円形型のコンデンサーに比べて、断面積が約15％大きく、放熱効率が低いです。新開発のコンデンサーは、放熱効果を高め、通電できる電流を2割増やして大電流の用途に対応します。

＜乱視点＞
< http://www.optworks.co.jp/market/cad/index.html >
製造業、ナレッジ型で蘇る?

金型産業
　年間売上合計が1兆5000億円ある日本の金型産業です。国内に約7000社あり、世界市場の4割を握っています。2位の米国が2割を切る状況で、文字通り世界のトップです。しかし8割は従業員が9人以下で、社員の平均年齢は55歳を超えています。手放しで日本の製造業が未来も強いといえる保証はどこにもありません。
　では政府や企業はどうするのか・・・具体策が見えてきません。
　日本の製造業の強みは製造に必要な技術を優秀な職人がいる東京・大田区や大阪・東大阪市などを高速ネットワークで結びことではないでしょうか。IT(情報技術）を活用、経験知(暗黙知)を言葉や文章で表現できる客観的な形式知なデータベースを構築することが早急に求められています。それら技術をネットワーク上で再現し共有することができれば極端に労働コストの低い中国と戦えると思います。
< http://www.kantei.go.jp/jp/singi/monodukuri/dai3/3yousi.html >

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info@optworks.co.jp

＜ ピックアップリンク ＞
○株式会社ソフトウェア クレイドル(「STREAM for Windows 熱設計PAC」)
< http://www.cradle.co.jp/seihin/pac.htm >

○ＩＭＶ株式会社(振動のおはなし)
< http://www.imv.co.jp/nyumon/index.html >
※左側メニュー"振動のおはなし"をクリックしてください。

○アクションジャパン株式会社(床ずれ予防の豆知識)
< http://www.actionjapan.co.jp/templates/mame01.htm >

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